練習での一場面
ある日の練習で・・

リフティングをしてみて!左脚だけで5回!

無理!
やりもしないですぐにいう子がいます、ある意味自分の事が分かっているのかも知れませんが上達していくには出来ないで済むはずがありません。
では何故?すぐに出来ないと思ってしまうのでしょうか?
少し考えてみました。
少しやってみて出来なければ自分には出来ないんだと思ってしまう=諦める
諦めるとは・・
[用法] あきらめる・おもいきる――「進学をあきらめる(思い切る)」「あの人のことはなかなかあきらめられない(思い切れない)」のような場合は、相通じて用いられる。◇「あきらめる」は「優勝はあきらめる」「あきらめてすごすご帰る」のように、望んでもかなわないことがわかって、望むのをやめる意。これらの場合、「思い切る」は用いない。◇「思い切る」は、「思い切って発言する」「思い切ったデザイン」のように、積極的に行う、覚悟して行うの意がある。また、名詞形「思い切り」の形で「四十代半ばで会社をやめるとは思い切りがいい」のようにも用いる。これらの場合に「あきらめる」は用いない。◇類似の語に「断念する」がある。「法案の提出を断念する」のように、周囲の状況が悪くなったりして実行に移すのをやめる意で用いる。
でも、諦めるにはもともと、「真理をあきらかにする」という意味があったそう。「いつどんな時でも変わることのない物事の正しい筋道」を見つけるということもあるそうです。
サッカーをする子供達にとっての諦めるは何か?
諦める要因
- 精一杯取り組んだ上で
- 気持ちがすぐに折れてしまう(嫌になる)
- 周りの環境
が考えられます。
1について考える
自分が諦められるほど、悔いのないほど思い切り精一杯やったのであれば諦める事もできるでしょう、しかし小学年生はそこまでやり切る事が出来るでしょうか?
最初のサッカー導入期はどれくらいボールを触っているか蹴っているかが大切になり、とにかく蹴っている時間を増やす必要があります。
リフティングは時間なので一日5分でダメなら10分。10分でダメなら30分それでダメなら1時間できるか?そこまでやって見て出来なのであれば方法が間違っていいると思われるので修正しないといけませんがほとんどはそこまでやり込んでいません。
ポイントは一回でも多く出来た時に「出来た!」と喜べるかです。指導者がいればそこを褒めてあげる事が出来ますが一人でやる場合は自分で褒めてあげる。これが必要になるでしょう。
夢中になれる喜びスイッチを入れられない限り小学生年代では1の可能性は低いのではないか?・・・
2について考える
嫌になる原因は飽きてしまう?
飽きが来るとは・・
刺激を感じられない同じ作業を繰り返しているときに、続ける意志がなくなること。単純作業をしているときに起こりやすい現象です。時間を置けば回復する疲労とは違って、一定の時間を置いても回復しないことがあるため、飽きたら二度とやらないということもありえます。
リフティングに例えるなら回数が増えない(出来ない)から刺激を感じられない→続ける意志がなくなる=飽きる になるのでしょう。
リフティングは回数がハッキリしているので一回でも多く出来れば刺激に繋がるのでそこで褒めてあげれば飽きずにできるかも知れませんね!
やる気が無い
根本的なところでそもそも好きな事でなければやる気が起こりませんよね。
出来ない事でも自分が好きならやる気力も出てくるでしょうが嫌なことではこの年代は難しいでしょう、夢中になれるようにゲーム性の要素を取り入れるなど工夫をするか違うトレーニングを考える必要があります。
3について考える
周りの生活環境の中で物事に対して粘り強くやらせていない場合はすぐやめてしまうかも知れません。
あれやっちゃダメ!これやっちゃダメ!を頻繁に言われてきてしまう、自分がやりたかった事を少しやって出来ないと「貴方には出来ないよ」と言われ取り上げられてしまう、すると少しやってみて出来ないことを自分には出来ないからと思ってしまいすぐ諦めてしまうのではないでしょうか?
最初は誰でも出来ないものです、大人だってそうだった、親は子供を大切に育てようとするあまり危険な橋を渡らせないようになってしまい子供の好奇心を奪ってしまうのです。
大人がもう少し余裕を持って接してあげる事ができるようになると子供達にも良い影響が出てくると思う。
指導者ができること
基本的に子供の意識として「サッカーをしたい」「サッカーが好きだ」というサッカーに対する意欲があることを前提として、環境を少しでも良い方向に変える必要がある。
- 練習に来ている時はやりたい事を夢中になって自分が納得出来るまで取り組めるようにしたい。
- 刺激が少なく飽きてしまいそうならトレーニング内容を工夫を。
子供達が夢中になってボールを追いかけられる環境を作れるように努力しよう!
好きだから楽しい、楽しいからもっと好きになるのサイクルを創れる指導者になれれば選手は上手くなっていくのではないでしょうか?
4種のサッカーには必要だと考えます。
今回は以上
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