今年のGWは交流戦!
例年であればサッカー大会(カップ戦)の企画から運営を2日間かけて行うのですがコロナの事もあり去年は中止。
今年は県外のチームを招待することなく、近隣のチームを招いての交流戦という形で試合をすることになりました。
8チームほどが集まるの中でコロナの感染対策をしなければなりません!
手指消毒、マスクの徹底、チームの控えテントを可能な限り離して置く、などサッカー協会のガイドラインに沿って対策してあります。
この地域ではコロナレベルが上がるとグランドなどの施設が使用禁止になってしまいます、チームとしての活動ができなくなるということは当然練習不足になり技術やサッカー理解がかなり遅れてしまいました。
1年〜1年半くらいは遅れてしまっていると私は感じてます。
もちろん、個々でボールを蹴っていた子はそこまで悪い感じはしないのですが、そこは私のチーム、田舎の地方ですから・・
交流戦はUー12、Uー11が1日目 Uー12、Uー10が2日目 午前午後に分かれてそれぞれ2試合行います。
勝つことが目的ではない
この交流戦だけではありませんが少年サッカーの場合、勝つ事が絶対になるべきでないと私は考えます。
育成の段階ではそれよりも前にサッカーの本質を理解してサッカーを表現する楽しさが先に来るべきではないでしょうか?
勝ち負けはその次で良いと思うのです
そんな想いでUー12を中心に選手たちをみていくと・・
基本の技術、止める蹴るができてない、サッカーで勝ち負けを言うよりもサッカーにならん!
パスを蹴っても足元にはいらず、つながらない。パスをもらう動きなど当然なく常にボールを見ているボールウォッチャー。
工夫があまりないドリブルで突進するだけ。
サッカーの理解の面でも基本が分かっている感じがしないのです。
悩んだ結果私たちは先ず蹴る止めるの所と守備を取り組む事にしました。
- 守るものは何か?
- ボールホルダーに対しての守備はどうする?
- ボールを持っていない人にはどうするべきか?
- 守備の優先順位。
2対2や3対3などのオーガナイズを用いて伝えてみました。
トレーニングしてから試合に臨む、トレーニングしてから試合に臨むを2日間繰り返します。
すると
少しずつですが守備の意識をチーム全体が持てる様になり、良いマークからボールへのアプローチのスピードが速くなりボールを奪えるようになってきます。
1st DFと2nd DFの意識が持てるようになると何処へボールを追い込んでボールを奪うか?奪えなくても出されたパスをインターセプトできる場面が出て来てきます、これが出来るということはマークする相手との距離がよくボールがくることを予測できている、そしてボールが出た瞬間にボールを奪うために前に出る事ができる。守備の意識がついた現れではないでしょうか。
最終的には何を守ったら良いのか?も少し理解できてきて、シュートを打たせないプレーが出たところも有りました。
最後の試合では2日間の疲れの中8人ギリギリの人数で最後まで諦めずゴールを守り切りしかも勝つ事ができた時彼らは本当にいい顔をしていました。
ある選手が“ディフェンダーも面白いな”と言っていたのを聞いた時、指導者としての喜びを味わいました。
共に指導していた仲間の指導力も勉強になり大きな意味を持つ2日間でした。
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